
一見シンプルな、パープルのジャケット。
でも本当のこだわりは、誰にも気づかれないところにあります。

ふとした仕草でひらりと揺れた瞬間、
裏地に咲く華やかな花柄が、目を引きます。
目立ちすぎず、それでいて印象に残る。
会話が弾むきっかけになるような、そんな小さな仕掛け。
実はこの裏地、“自分だけが知っているおしゃれ”として選んだもの。
着る人だけが感じる、とっておきの楽しさです。
オーダーメイドの良さは、
見える部分だけでなく「見えない部分」にまで心を配れること。
だからこそ、私は「どんなふうに着たいか」だけでなく、
「どんな気持ちで袖を通したいか」にまで想像を巡らせながら、服を仕立てています。
袖を通すたびに、自分らしさを思い出す。
そんな一着になれたら、と願っています。
あなたならどんな裏地を選びますか?