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2026-01-19

仕立て屋の視点

袖口に宿る、静かな贅沢


すべてを語らなくても、伝わるものがある。

ほんのわずかなディテールにこそ、
その人らしさや、価値観は宿る。


生地選びや仕立て中で感じたことを、
仕立て屋の視点で綴っています。



一目惚れした尾州ツイードと、大人のブラウン



【一目惚れした尾州ツイード】

ツイードならではの高級感と、作り手から伝わってくる
織り糸一本一本へのこだわり。



洋服全体に使うのも、もちろん素敵。
けれど手元に残っていたのは、わずか30cm。



だからこそ、その存在感が私の心を掴みました。



袖口にちらりと覗かせることで、
その魅力はかえって際立つ。



着る人と、ふと目についた人にだけ伝われば、それでいい。
そんな静かな贅沢です。




【大人のブラウン】


今季のブラウンを、大人が軽やかに着るために。
若さではなく、経験があるからこそ似合う色。



お客様が選ばれたのは、
トレンドのブラウンと、生地の軽量さでした。



着ていて肩が凝らないこと。
ジャケットなのに、羽織る感覚でいられること。



そこに加えた尾州ツイードが、
主張しすぎることなく、品よく映える。



これこそ、大人のためのさりげない贅沢。



室内でかっちり着るための一着ではなく、
移動の時間に、さらりと羽織れること。



軽快に動ける着丈と、程よいゆとり。
忙しい日常の中でも、自然と手に取りたくなる一着を目指しました。