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2026-01-28

仕立て屋の視点

肩で、語る



洋服は、言葉より少し早く、語りはじめます。

とくに経営者にとって、「肩」はとても正直な場所。



肩は、ただのパーツではなくて、
その人の覚悟や姿勢、
自分自身をどう扱ってきたかが、
自然と表れてしまうところだと思うのです。



猫背の肩には、
知らず知らずのうちに
遠慮や迷いがにじむことがあります。




反対に、すっと伸びた肩には、
無理をしていなくても
説得力や影響力が宿って見える。



だから私は、この白いスーツを仕立てるとき、
何よりも肩線を大切にしました。



シャキッとしているのに、
どこか力が抜けている。



主張しすぎないのに、
きちんとそこにいる感じがある。



経営者の装いに必要なのは、
強く見せることよりも、
安心して任せてもらえることなのかもしれません。



言葉を交わす前から、
「この人なら大丈夫」
そう思ってもらえる空気感。



その土台をつくっているのが、
肩なのだと、私は感じています。



そして、このシルエットは、
ただ美しく見せるためだけのものではありません。



日々の自分の整え方や、
選んできた時間、
そういったものが、
静かに形になった結果だと思うのです。



装いは、
経営者の「無言のメッセージ」。



もし今、
「最近、服のことを考える余裕がなかったな」
「今の自分に、この装いは合っているのかな」
そんなふうに、ふと立ち止まる瞬間があったなら。



それは、
これからの自分を
少し見直してみるタイミングなのかもしれません。



私は、肩線を起点に、
その人の今と、
これから向かう先を思い描きながら、
一着を仕立てています。



うまく言葉にできなくても大丈夫です。
今の立場や日常のことを、
少しだけ聞かせてもらえたら嬉しいです。



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